【仰天ニュース】食の危険は実話?日本で実際に起きた食トラブル3選

食の危険
本当に安全?身近な食事に潜むリスクとは

本日21時から放送される「仰天ニュース」では、私たちの身近な“食”に潜む危険が取り上げられます。

家庭で作ったハンバーグ健康のために食べていた食品旅先の旅館での豪華な夕食――どれも日常や特別な場面で誰もが経験し得るものばかりです。しかし、ほんの少しの思い込みや知識不足が、思わぬ体調不良や命の危機につながるケースが実際に存在します。

この記事では、過去に日本で実際に起きた“食が原因となった健康トラブル”の事例を3つ紹介します。どれも特別な人の話ではなく、誰の身にも起こり得るものです。仰天ニュースをきっかけに、普段の食生活を見直すヒントとしてぜひ参考にしてください。

【実例①】腸管出血性大腸菌「O157」による集団食中毒

ウイルス

「O157(オーイチゴーナナ)」と聞くと、40代以上の方は思わず身構えてしまう方も多いのではないでしょうか。

腸管出血性大腸菌O157による食中毒は、1990年代から日本各地で深刻な被害をもたらしており、
O157は現在では、指定伝染病(現在の三類感染症)に指定されていますが、そのきっかけとなる事件が1996年に発生しました。

堺市学童集団下痢症

下痢

1996年7月、大阪府堺市でO157による、世界最大規模の集団食中毒が発生しました。

市内33の小学校で学童の体調不良が相次いでいることが判明し、最終的な推定患者数は9,500人以上、死亡者は3人にのぼる大規模な集団下痢症となりました。

当時の厚生省は、給食で共通の食材であり、同じ生産者からのものが老人ホームでも検出されたことから、カイワレ大根が原因の可能性を指摘する中間報告を発表しました。
しかし、カイワレ大根生産者は潔白を訴え、国を相手取って訴訟を起こし、最終的に国の発表は違法と判断され、国側は敗訴となりました。(最終的に原因食材は特定されませんでした。)

参考資料:東京都感染症情報センター

この事件以外にも、焼肉屋で提供されたユッケ(生肉)が原因のO157による集団食中毒事件も発生しており、多数の食中毒症状や子供を含む5人の死者が発生しています。ずさんな衛星管理が原因とも指摘されています。

参考資料:厚生労働省資料

ハンバーグなどで使用されるひき肉は、加工の過程で表面に付着していた細菌が内部まで混ざり込むため、ステーキなどの塊肉と比べて食中毒菌が残りやすいとされています。そのため、表面だけ焼けていても中が十分に加熱されていなければ、安全とは言えません。

また、調理器具や手指を介して生肉から他の食材へ菌が移る二次汚染にも注意が必要です。まな板や包丁を使い分ける、こまめに手を洗うといった基本的な対策が、家庭内での食中毒を防ぐ鍵になります。

食器洗い

【実例②】昆布・だしの摂りすぎによる「ヨウ素過剰摂取」

昆布だし

ヨウ素は甲状腺ホルモンの合成に不可欠な栄養素ですが、日本人は日常的に昆布(だし)を摂取するため、世界的に見てもヨウ素の過剰摂取が起こりやすい環境にあります。

妊婦の過剰摂取による「新生児」への影響

健康志向から昆布だしや海藻を積極的に摂りすぎた母親から生まれた赤ちゃんに影響が出た事例があります。

妊娠中に「ヨウ素を多く含む喉飴」や「濃縮された昆布だし」を毎日摂取していた母親から生まれた新生児が、先天性甲状腺機能低下症(一時的なもの)を発症したケースが複数報告されています。
これは、胎盤を通じて過剰なヨウ素が胎児に移行し、胎児の甲状腺機能を抑制してしまうために起こると言われています。

健康食品(昆布サプリメント)による症例

サプリメント

ダイエットや健康維持を目的として、昆布の粉末やサプリメントを過剰に摂取した人が、倦怠感浮腫(むくみ)を訴えて病院を受診し、甲状腺機能低下症と診断されたケースがあります。

出汁として飲むよりも、粉末や錠剤として「昆布そのもの」を濃縮して摂取する場合、ヨウ素量は跳ね上がるためリスクが高まります。

ヨウ素摂取の目安と注意点

日本人の食事摂取基準では、成人のヨウ素の「耐容上限量」が定められています。

数値      備考
      推奨量130 μg/日一般的な成人の必要量
     耐容上限量3,000 μg/日これを超えると健康リスクが高まる
                !!!CAUTION!!!
乾燥昆布わずか 1g に、およそ 2,000〜3,000 μg のヨウ素が含まれていることがあります。
つまり、一切れの昆布を食べたり、非常に濃い昆布だしを毎日飲み続けたりするだけで、上限値を簡単に超えてしまいます。

日本人は長年の食習慣から、ヨウ素の過剰摂取に対してある程度の耐性があると言われていますが、「毎日欠かさず濃い昆布だしを飲む」「昆布をそのまま食べる習慣がある」場合は注意が必要です! 

もし、特定の食品(サプリや特定の出汁など)を始めてから体がだるい、首のあたりが腫れているといった違和感がある場合は、医師に相談しましょう!

参考資料:一般社団法人日本内分泌学会

【実例③】ミックス粉によるパンケーキ症候群

パンケーキ

「パンケーキ症候群」と聞けば可愛らしい名称ですが、医学的な正式名称は「経口ダニアナフィラキシー」と呼ばれ、命に関わる大変危険な症状になります。

原因は、お好み焼き粉ホットケーキミックス粉に侵入したダニとなります。

ミックス粉は開封した後は、輪ゴムなどで留めて常温で保管している方も多いと思いますが、
ダニの体長は0.3~0.4mmほど微細なものであるため、僅かな隙間から袋の中へ侵入します。
侵入したダニは、粉に含まれるアミノ酸、糖分などをエサとして繁殖し、食事で食べた際に体に
入りアレルギー反応を引き起こしてしまいます。

ダニの怖い点は、調理中に加熱してダニ自体は死滅したとしても、原因物質であるアレルゲンは残ってしまうため、調理では防ぎ切れないという点です。
そのため、開封後は密閉容器に移し替えて冷蔵庫で保管しましょう!

小麦粉
参考資料:テレビ愛知

【まとめ】「普通の食事」が命の危険につながることも

今回ご紹介したように、日本国内ではこれまでにも
「よかれと思って食べたもの」
「いつも通りに作った家庭料理」
「安心だと思っていた旅館や外食先の食事」

がきっかけで、深刻な健康被害につながった実例が複数報告されています。

ハンバーグや昆布など、一見すると身近で安全そうな食材であっても、
調理方法・食べ方・体質・摂取量が重なることで、思わぬ症状や命の危険を招くことがあるのです。

テレビ番組で紹介されるエピソードは決して他人事ではなく、「自分や家族の食生活を見直すきっかけ」として受け取ることが大切です。

正しい知識を知っていれば、防げたかもしれない事故がある。
そう考えると、日常の「食」への向き合い方を少し変えるだけでも、大切な命を守ることにつながります。

私も番組をきっかけに改めて 「安全な食べ方・調理の基本」 を意識してみようと思います。

食事

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